社員のモチベーション向上(4): 職場の人間関係を改善するには?


ホンネの退職理由を見ると第3位となっていたのが、同僚・先輩・後輩との人間関係となっていた。職場の人間関係を改善する方法として例えば「ありがとうカード」がある。「ありがとうカード」は、「人前で注意を受ける」等の特にストレスを受ける事由とは反対に、「人前で褒められる」ということを推進する方法である。

下記のグラフは、職場の人間関係で最もストレスを受けることを調査し、グラフに纏めたものである。これを見ると、「人前で注意を受ける」「噂話、悪口を言われる」が1位と2位になっている。

職場でのストレス原因

“サンキューカード”または“サンクスカード”、“ありがとうカード”は、感謝の気持ちを社員同士で贈り合う制度である。前述の職場でストレスを感じる原因とは反対のことをやる訳である。

この制度は、職場にカードを用意し、従業員が職場の仲間にありがとうを伝える意でメッセージを書き、社内で交換される。職場によりその渡し方は様々だが、直接渡せるときは直接渡し、渡せない時は専用ボードの各名前のところにカードを貼っていく職場や、社員ロッカーに貼っていく職場、また、誰もが見られるように壁に順番に張り付けて行き、誰がどんな時に何をしたのかが全ての社員が見ることができるようにしている職場もある。

「ありがとうカード」は貰うことが目的ではなく、書くことが目的である。即ち、人に親切にすることも大事だが、それ以上に人に親切にしてもらったことに気付くことが大事であると考える。従って、表彰などをするのであれば、より多く貰った人ではなく、より多く送った人を評価する。

実施に当ってはまず社長が率先して行う必要がある。こうした活動は往々にして掛け声だけで終わる場合が多いからである。又、本来の主旨からはずれるが、部署毎に目標提出数を決めても良い。活動開始当初は気恥ずかしく、なかなか書けないものである。ゆるい強制性を持って、やりにくい雰囲気を解消していく。

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